「資産運用に興味を持ち始めたけど、なにをすればいいかわからない」「年齢によってやり方って変わってくる?」と考えている方が多いのではないでしょうか。
実は皆さんは気づいてないだけで、すでに資産運用しています!
ではどういった資産運用をしているのでしょうか?
本記事では、資産運用に興味をお持ちの方に向けて、資産運用を始めるメリットやその種類、年代別の始め方を解説していきます。
ぜひ資産運用を始める際の参考にしてください。
- 資産運用の種類
- 資産運用を始めるメリット
- 初心者におすすめの資産運用方法
- 年代別おすすめの資産運用方法
資産運用とは

資産運用とは、ご自身で持っているお金(資産)を預貯金や投資によって効率的に増やすことです。
したがって預貯金も資産運用に該当しますので、お金をお持ちの方は誰でも資産運用しています。
資産運用方法は目的に合わせて使い分けできますので、ご自身に合った資産運用方法の構築が重要です。
本記事で、資産運用方法を学び、資産運用を進めていきましょう。
資産運用の種類

ここでは代表的な資産運用の種類を紹介します。
- 預貯金
- 株式投資
- 債券投資
- 投資信託
それぞれについて以下で解説していきますので、理解しておきましょう。
預貯金
預貯金は、お金を普通預金や定期預金として銀行に預けて利子を得ます。
そのため、預貯金は資産運用の1つになります。
元本割れはしないですが、利率が低いため貯蓄を重視したい方向けの運用方法です。
普通預金であればいつでも引き出しができるため、生活に使用するお金を預けておくといいでしょう。
また、預貯金は元本割れこそしないですが、物価変動によるリスクがあります。
100円で購入していた野菜が150円に値上げした場合、預金残高は変わらなくても、一回の買い物にかかるお金は増えます。
物価上昇によりお金の価値が目減りするため、ただ貯金しているだけだと資産価値は下がるのです。
株式投資
株式投資は、株式会社が発行している株を購入し、株主優待や配当金を得ます。
また、株が値上がりしたときに保有している株を売却すると、差額分の利益が出ます。
リスクがあることを理解して慎重に取引を行わなければなりません。
株式投資を行う場合、株が値下がりすると、損失が出てしまうリスクもあるためです。
初心者の方であれば、株の値動きを追うのではなく、株主優待や配当金目当てに投資するのがよいでしょう。
株の値動きで利益を得たい方は、しっかりと知識をつけて投資する必要があります。
債券投資
債券投資とは、国や地方公共団体、企業などが投資家から借入するときに発行される「債券」を購入し、利息を受け取る投資方法です。
特に国が発行している債券は「国債」と呼ばれます。
国債を個人投資家が購入できる、「個人向け国債」が有名です。
あらかじめ利息が決まっているため、満期まで運用した場合の収益がわかりやすいです。
ただし満期前に換金する場合には、金利の動きで債券の価格変動が起きるため注意してください。
投資信託
投資信託とは、複数の投資家から資金を集め、専門家が株式投資や債券投資を行う資産運用です。
簡単に言うと、資産運用のプロが株式や債券に投資し運用してくれます。
株式投資や債券投資と違い、投資信託先さえ決めてしまえば、銘柄選定や運用を一任できます。
株式や債券でどの銘柄を選べばいいかわからない方におすすめの資産運用方法です。
ただし、投資であることには変わりないため、損失が出たり信託報酬や販売手数料などがかかることは理解しておきましょう。
初心者が資産運用を始めるメリット

ここでは資産運用を始めるメリットを解説していきます。
- 不労所得を得られる
- 複利効果でお金を増やせる
- 将来のための資産形成ができる
それぞれについて以下で解説していきます。
不労所得を得られる
資産運用により、不労所得を得られます。
不労所得は、ご自身が働かなくても得られる収入です。
ご自身が働いている間に別でお金が増えるため、労働以外の収入源ができるイメージです。
不労所得の例を、以下に示します。
- 投資信託の分配金
- 株式投資の配当金
- 不動産投資の家賃収入
ご自身の代わりにお金に働いてもらうとイメージするとわかりやすいです。
お金を得る手段が増えるため、不労所得は資産運用をする上でのメリットといえます。
複利効果でお金を増やせる
資産運用によって、複利効果を受けられます。
福利は、複利法によって計算された利子のことです。
複利法とは、元金によって生み出された利子を次期の元金に組み込む方式で、元金+利子で次期の利子を生み出します。
要するに、利子にも利子がつくため、お金が増える速度が上がります。
下図にて、イメージしてください。

利子に利子がつくため、長期運用すればするほど、お金を増やせる可能性は高まります。
長期投資の際には複利効果を活用してみてください。
投資についての知識が身につく
資産運用をすると、投資に関する知識が身につきます。
資産運用で投資信託や、株式投資を行うと投資商品の値動きに自然と目を向けるようになります。
また、どの商品がいいのかも学ぶようになるため、そこから経済や金融に関する知識も身につきます。
経済や金融の知識は日常生活においても、知っておいて損はない知識になります。
日々の学びが非常に意味のあるものになるでしょう。
初心者におすすめの資産運用方法

ここでは初心者におすすめの資産運用方法を紹介します。
- 投資信託
- 預貯金
それぞれおすすめの理由を以下で説明します。
投資信託
初心者が資産運用するなら、まずは投資信託を選ぶのがいいでしょう。
なぜなら、投資信託は5000円程度から始められるため、少額から気軽に投資できるからです。
また、投資信託は多くの投資家からお金を集め、国内外の株式や債券など複数の銘柄に分散投資できます。
分散投資はたとえ1つの銘柄で損失が出たとしても、他の銘柄で損失の補填が可能です。
そのため、1つの銘柄を保有するよりも、複数の銘柄を保有した方がリスクが分散されます。
投資信託は、銀行や証券会社から購入しますが、運用はプロが行うため、投資の知識や経験が浅くても始めやすいです。
預貯金
預金は、預けているお金がマイナスになることがないため、初心者におすすめの運用方法です。
ただし、金利が低いため、長期間お金を預けてもほとんど資産が増えません。
リスクがない分、見返りが小さいです。これが預貯金の特徴といえます。
慎重に資産運用を考えるなら預金ですが、少しリスクを取ってでも資産を増やしたいと考えている方は、投資信託をした方がよいといえるでしょう。
年代別おすすめの資産運用の始め方

ここからは各年代におすすめの資産運用の始め方を紹介します。
それぞれ、ご自身に合った資産運用方法を探すことが大切ですので、
ぜひ参考にしてください。
20~30代
20〜30代は長期的な資産運用が可能です。
計画的にコツコツと資産運用していくといいでしょう。
生活費を無理に投資に回すのではなく、無理のない範囲で資産運用していけば、安定的かつ効率的な資産運用が可能です。
無理のない範囲で少ない金額でのスタートになるため、投資信託を活用するのがいいでしょう。
40~50代
40〜50代は退職後の収入と支出を念頭に置いて資産運用していく必要があります。
老後に必要な資金をある程度残しておいた上で、余剰資金で資産運用していくといいでしょう。
余剰資金で効率的よく運用したいなら、やはり投資信託を活用するといいでしょう。
複数の投資信託先に分散投資できるため、低リスクでの資産運用が可能です。
退職後の生活まで見えている方は、積極的な資産運用も視野に入ります。
例えば、株式投資で株主優待や配当金を受け取ったり、株式売買による運用も可能です。
その際にはしっかりと知識を得た上で行いましょう。
60代~
60代は退職する方やそのまま働き続ける方で分かれてきます。
ただ、どちらにしてもこれまで蓄えた貯金や退職金をどう運用するかを考える必要があります。
まとまったお金はありますが、リスクの高い投資での多額の損失は避けたいです。
したがって、投資信託や個人向け国債を活用するといいでしょう。
まとまったお金があるので、投資信託だけでなく債券投資に回すことで分散投資を行い、リスクを低減できます。
株式投資の知識がある方は、株式投資も選択肢に入れて投資先を決めると、さらに選択肢が拡がります。
投資先の選択肢は多いため、ご自身に合った資産運用方法での運用が大切です。
初心者が資産運用を始める際に重要なポイント

ここでは初心者が資産運用を始める際に、押さえておきたい以下のポイントを解説していきます。
- 余剰資金で始める
- リスクはあることを理解する
- 自身に合った運用方針を持つ
- 資産運用の目的を明確にする
余剰資金で始める
資産運用を始める際は、必ず余剰資金で始めるようにしましょう。
資産運用は現在の貯蓄を運用しますが、将来お金が必要な時に備えておくことが本当の目的です。
したがって、今の生活費を切り詰めてまで行う必要はありません。
まずは、日常生活に支障の出ない範囲で運用しましょう。
リスクはあることを理解する
資産運用で投資信託や株式投資、債券投資などの投資を行う際は損失リスクがあることを理解しておきましょう。
特に投資信託は初心者におすすめな手法になりますが、あくまでもリスクが少ないだけです。
投資する際は、必ずリスクを考えた上で資産運用していきましょう。
ご自身に合った運用方針を持つ
資産運用の難易度は運用方法によって異なります。
したがって、ご自身に合った運用方法の選択が必要です。
もしも、ご自身に合っていない運用方法を選択した場合、途中で諦めてしまう可能性があります。
例えば、初心者がいきなり株式投資を選択しても知識がなければ失敗する確率が高いです。
そのため、資産運用に挫折してしまいます。
確実にコツコツ資産運用していくためにも、ご自身に合った資産運用を選択しましょう。
資産運用の目的を明確にする
資産運用の目的の明確化は、ご自身に合った運用方法を選ぶ上で非常に重要なポイントです。
お金をいつ、何に使うのかを明確にできるかどうかで、選択肢が大きく変わってきます。
目的としては、マイホームや車、老後資金などそれぞれあるでしょう。
それぞれ必要なタイミングが異なってくるため、余剰資金をなにに向けて運用したいかを考えて、資産運用するようにしましょう。
目的や時期の明確化や取るべきリスクの把握は、資産を形成していく上でのコツのひとつといえます。
まとめ
この記事では、初心者、年代別の資産運用の始め方やおすすめの資産運用方法について解説しました。
- 初心者はまずは投資信託から始めてみましょう
- 年代別でおすすめの資産運用方法は異なるので、ご自身に合った資産運用方法選択しましょう
- 資産運用にはリスクがあることを忘れず、無理のない範囲で行いましょう
資産運用は余剰資金で行うことが非常に重要です。
生活費と資産運用のための資金は必ず分けるようにしてください。
今の生活が苦しくなっては元も子もありません。
資産形成の目的を明確にし、無理のない範囲で資産運用を行い、確実にコツコツと積み重ねていきましょう。
本記事は、ポートフォリオ用に作成した記事になります。本記事の無断転載についてはご遠慮ください。
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